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Winning Post 7 ( リダイレクト:ウイニングポスト7 ) : ウィキペディア日本語版
ウイニングポスト7

ウイニングポスト7』(Winning Post 7)とは、2004年コーエー(現・コーエーテクモゲームス)からWindows版が発売された競馬シミュレーションゲーム。ウイニングポストシリーズの第7作。
Windows版ではパワーアップキットが発売され、後に「マキシマム2008」が発売された。
家庭用ゲーム機では無印と「マキシマム2006」はPlayStation 2(PS2)版が、「マキシマム2007」はPS2版とPlayStation 3(PS3)版が、「マキシマム2008」はPS2版、PS3版、Wii版が、「マキシマム2009」はPlayStation Portable(PSP)版が発売された。PS2版の無印は「KOEI The Best」で廉価版も発売されている。
Win版はソースネクストから「Qualityイチキュッパ」シリーズで、無印およびPK両方とも廉価版が発売されている。『5』のソースネクスト版と異なり、コーエーへのユーザー登録用シリアルも付属している。さらにそれまでパッケージ販売のみが行われてきたパワーアップキットダウンロード販売も初めて行われた。
以後、「2010」「2012」「2013」はWindows版・PS3版・PSP版が発売された。また、「2013」のみPS Vita版も発売されている。
== 概要 ==
今までのシリーズと違い、1984年グレード制に導入された年度)にゲームが開始し、史実期間(1984年~同作品発売年度まで)あまりの間は史実馬との対決を行う。史実馬との対決が終了した時点で引継ぎプレイも可能となる。「マキシマム2007」以降、従前のシリーズと同様に、現役競走馬がすべて引退した後の状態でゲームを開始することも可能となっている。
馬主タイプは2種類あり、1984年開始時にこのいずれかから選ぶこととなる。ノーマルタイプでは初めは牧場を所有しておらず、条件を満たすことで後に建設することができる。大牧場タイプでは牧場を所有しており、海外牧場を開設していない段階でもアメリカヨーロッパ種牡馬種付けできるが史実競走馬の購入ができない〔史実繁殖牝馬の場合、この牝馬の史実幼駒を全て生産する後にセリから入手ことができる。史実種牡馬のみ特に購入制限がない。〕。「マキシマム2008」では最初からお守りを大量に所有し、牧場を持つことができない、史実期間終了後にゲーム終了の大馬主タイプが追加された。なお、現役競走馬が引退した後の状態での開始ではノーマルタイプしか選べない。
生産面では一定の条件を満たすことで特定の種牡馬の(子)系統を親系統に昇格させることが可能となった。また「マキシマム2008」では、条件さえ合えば同一年に親系統昇格と子系統確立が同時に行われる事もある様になった(「マキシマム2007」までは年内に子系統確立か親系統昇格かどちらか1つだけだった)。
本編とは別にWP7マルチリンクという新システムが登場。ネットワーク上のレース番組表に沿って全国のユーザーが任意のレースに出走させるシステムであり、番組表自体は本編のものと同じである。また本編と同じように新馬戦や条件戦を勝ち上がっていきつつレースで愛馬を鍛える必要があるため、いきなり重賞に出走しても相当強い馬だったとしても勝てる見込みは少ない。基本的にレースに出走する馬はほぼすべてがいずれかのユーザーの馬であるのだが、出走頭数の少ないレースにはNPCホースが登場する。また、初期の頃には成長タイプが早熟鍋の馬は寿命が無限というバグがあった。本作の無印ではオート進行はできない。マキシマム、パワーアップキットでは可能になっている。なお「2010」ではオンライン設定なしでも起動が可能になった。
「2010」以降において、『7』シリーズ初となる音声実況が導入される。実況を担当するのはフリーアナウンサーの矢野吉彦。臨場感を高める演出の試みである一方、レースの実況内容、大レースの本馬場入場デモ、旧作に多数収録されていた特殊な実況(特定馬が特定レースに優勝した際にのみ現れる実況)などを始めとする全体の実況バリエーションは、文章実況のみの作品に比べ激減し、状況にそぐわない実況演出の頻度も高まった。
開催表は発売時点での最新のデータをもとにして作られているため、過去においては現実の競馬施行状況が反映されていない部分が多い。一例を挙げる1984年から史実期間途中が新設されたレースが開催されていたり〔秋華賞(実際の第1回開催は1996年)、ジャパンカップダート(同2000年)、アイビスサマーダッシュ(同2001年)、ドバイワールドカップ(同1995年)など。逆にワールドレーシング・チャンピオンシップなど、発売時点で既に休止されたシリーズが存在する場合もある。〕、競走格付や施行条件の変更〔競馬場の改修または移転、レース番組の変更、ブリーダーズカップJBCの持ち回り開催が反映されていない。〕、外国産馬セン馬が一部レースの出走制限〔史実上では1999年までで外国産馬がクラシックレース(そのトライアルレースも含む)や天皇賞2007年までセン馬が天皇賞に出走できないだが、ゲーム開始当初から出走が可能になっている。〕、さらに一部史実馬は前述のデータ変更の影響が受けないも出走レース・故障または予後不良なども正確には反映されていない〔安田記念凱旋門賞ハリケーンランが出走しており(現実では出走していない)、サクラローレルが3冠レースに出走する(現実では故障し3冠レースには出ていない)。サクラスマイル(サクラスターオーの母)は1984年のセリから入手できる(現実では1984年7月に死亡)。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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